篠沢秀夫さんと言えば、大橋巨泉さんと名コンビ「クイズダービ」でお茶の間の人気者というイメージですね。晩年はALSの難病と闘って、それでも精力的に執筆活動を続けていた、そんな篠沢秀夫教授に宛てた妻・礼子さん、宮崎美子さん、竹下景子さんらのコメントを記事に。


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篠沢秀夫さんの想い出

篠沢先生のフランス文学史は火曜の1限目。

あるとき先生が
「こんな朝早い時間に、いい若い人たちが、何の役にもたたない
フランスの文学史を勉強に来る、この役にたたないことをする、
というのがいいのですね」

とおっしゃって、そのときは
「あれあれ、先生が自分でそんなこと言って」
と思ったもんだ。


でも卒業した後で、そのときのことを思いだして

「そうか、人間には世の中の役に立たないことをする自由があるんだ。
 世の為になることからの自由ってものがあるんだ、
 そうか篠沢先生はそれを教えてくださったんだ」
と思った。

それが篠沢先生は偉いと思うたくさんの理由のうちのほんの一つ。



このように、篠沢秀夫教授のフランス文学を学んだ学生さんたちが想い出を投稿しています。

学習院大名誉教授の篠沢秀夫さんが、テレビ番組「クイズダービー」の
解答者としても親しまれたのはご存じですよね。

1977年から88年まで11年に渡って解答者として出演しました。

「クイズダービー」の「1枠」でユニークな珍答迷答ぶりで名物解答者として人気を博し、

「篠沢教授」

と、司会の大橋巨泉さんは尊敬する意を「篠沢教授」というフレーズで呼んでいましたね。

大学教授らしい風貌と上品な語り口から親しまれました。

出場者が最終問題で一発逆転を狙って全ての点数を賭けるという

「篠沢教授に全部」は流行語に。

学習院大から東大大学院に進学し、
19世紀以降のフランス文学の文体を研究。

パリ留学などを経て明治大や学習院大で教授を務めました。

著書には
「文体学の基礎」
「日本国家論」

訳書には
モーリス・ブランショ著「謎のトマ」などが有名。

2009年2月、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、
同4月に気管を切開し人工呼吸器を装着。

以来、闘病生活を送りながらも、精力的に執筆、講演活動を続けていました。


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篠沢秀夫さんの妻・礼子さんの看病

篠沢秀夫教授の妻がこぼしました。

「主人は70歳まで働き税金納めたのに・・・」

・・・ALS発症でも「傷害給付、税金で賄えぬ」

と区に断られるという話が伝わりました。

当時、篠沢秀夫学習院大名誉教授(76歳)が筋萎縮性側索硬化症(ALS)を
発症したため、妻の礼子さんが東京都新宿区に障害者自立支援法に基づき、
訪問看護などの障害給付を申し込んだものの、区が「65歳以上は、
障害給付の新規は受け付けない」と当初は内規を理由に断っていました。

ところが、篠沢秀夫さんのケースは厚生労働省にも報告されて問題化されます。

そしてついに区は内規を廃止し、対応を改めました。

「『税金で賄えない』などの表現は不適切」とし、中山弘子区長が
妻・礼子さんに謝罪して対応が一変しました。

篠沢秀夫さんは気管を切開し人工呼吸器を装着していた。

夜は2、3時間おきに「たん」を吸引するなどの介護が必要になっていきます。

都内の病院で篠沢秀夫さんは
「寝ていながら(同じ境遇の難病患者に)お役に立てたら、うれしい」
と筆談で取材に答えていました。

竹下景子さん篠沢教授に寄せて

「クイズダービー」で共演した日々を

「珍回答や迷回答ぶりは他の追随を許しませんでした」

と振り返った。

妻・礼子さんから闘病の様子については聞いていて、
執筆活動にも精力的に取り組まれ、ALSの患者さんやご家族に、
自身が先頭に立って励まし続けていました。

クイズダービーの番組共演者で慰安旅行に行った時の秘話が
今だから言えると明かしてくれました。

大いに食べて飲んで笑った帰り道のこと、
「ほろ酔いで私にキスの雨を降らせたの」
と忍んでいました。

宮崎美子さんも篠沢秀夫教授に寄せて

宮崎美子さんは81年秋から2年間のお付き合い。

篠原秀夫さんの1枠、隣の2枠が宮崎美子さん。

10年くらい前に何かの対談でお会いしたのが最後でした。

闘病されていたことは知っていました。

あの元気な笑顔を心に留めておきたかったので、
元気になられたら、またお会いしたいと思いながらも
かなうことができませんでした。

デビュー当時、クイズダービーで隣の席に座り、右も左もわからない
学生のような私に、大学の先生である教授から、あんなにもにこやかに
接してもらえたことが嬉しかったです。

また、時には私と同じように間違うお茶目な姿も思い出します。

篠沢秀夫 クイズダービー「珍解答」で人気!! まとめ

いつも1、2問しか正答しない篠沢秀夫教授は、
たまに、3問、4問と正解の回答時には

「下品ですね」

と自嘲していました。

まあ、なんとダンディズムな先生なのかと?
そして別世界の人という印象が深まりました。


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