喉に食べ物を詰まらせることが多くなる季節にはハイムリック法が有効。毎年のようにお正月近くになるとお餅を喉に詰まらせて・・・ハイムリック法という記事が紙面に出てます。救急措置のハイムリック法のやり方をイラストなどで知っていれば、赤ちゃんや高齢者に迅速な対応に備えられます。


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「ハイムリック法」その1イラスト

ハイムリック法その2イラスト

腹部突き上げ法成人


腹部突き上げ法成人(ハイムリック法)

背部叩打法(小児)


背部叩打法(小児)(ハイムリック法)

背中叩打法の実施手順

①食べ物を詰まらせた人が立っているか、座っている場合は、
やや後方から片手で傷病者の胸もしくは下あごを支えて、
うつむかせます。

(傷病者が倒れている場合は、傷病者を手前に引き起こして横向きにし、
自分の足で傷病者の胸を支えます。片手で傷病者の顔を支えます。)

②もう片方の手のひらの付け根で、傷病者の肩甲骨と肩甲骨の間を
強く4~5回、迅速に叩きます。
③回数にとらわれず、異物が取れるか、反応がなくなるまで続けます。

叩く方向としては頭の方に向けて行って下さい。

また傷病者が立っている場合にも倒れている場合にも気道が一直線に
確保されるよう下あごを支えて下さい。

背中叩打法は立っていても座っていても行える簡単な方法です。

かなりの高齢者ですと骨も弱くなっていますので強く叩くことで
確かに負担がかかりますが、気道が3分以上閉じたままですと
死亡する可能性が一気に高まります。

この状況に陥ったときにはそんなことは言っていられません。

躊躇せずしっかりこれを実行してあげることで命を救うことができるのです。

お餅が口から出てくるか、胃に落ちて正常な呼吸が戻るまで続けて下さい。

毎年9000人が死亡!!

そろそろ、お餅が美味しくなる季節となりました。

日本人なら避けては通れないお餅料理ですね。

とりわけ、お持ちに何か味があるわけではないのですが
なんとなく習慣とでもいいましょうか?

お正月は家族が久しぶりに揃って楽しい時間のはずが、
嬉しすぎてついついお餅を喉に詰まらせてしまった。

などということがニュースになります。

厚生労働省によると、毎年約9000人の人が不慮の窒息により命を落としています。

やはり、冬の時期が特に多くて、1か月で1000人を超えます。

その被害者は65歳以上の高齢者がダントツで、不慮の窒息による死者の8~9割をしめています。

気道が塞がれば5~6分で命にかかわる!

急いで救急車を呼んだとしても、通常6~8分ほどはかかります。

もし気道が完全にふさがり意識がない状態だと5~6分で命に関わる危険性が出てきます。

そこで大事なことは応急処置をどうするか?

意識や反応がある場合

できるだけ多くの咳をさせましょう。

咳をすることで喉に詰まっている異物を取り出します。

苦しいとき人は胸を叩き咳を促しますが、それと同じように背中をどんどんと叩いてあげましょう。


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意識がない場合

意識がない場合には二つの除去法があります。

上記の方法を試しても意識がなくなった、状況が悪化してしまった場合、
もし口の中に喉に詰まった物が見えたら手で直接異物除去を行います。

65歳以上の高齢者ですので、入れ歯を装着していたら外してから行って下さい。

気道異物の除去の方法

⑴ 指交叉法:
呼吸困難となった人の頭側に位置し、両方の親指を下顎の歯に、
人差し指を上顎の歯に宛、口を大きく開けます。

左手はそのままの状態にし、右手で口腔内を奥まで探り、
掻き出すようにして詰まったものを除去します。

⑵ 舌・下顎挙上法:
呼吸困難となった人の左側に位置し、左手の親指を舌にのせ、
他の指を下顎の舌にあて、舌と下顎を一緒に鷲掴みにし上方に引っ張り上げます。

そこで右手の指を口の中の奥までつっこみ、異物を掻き出します。

もし喉の奥にお餅が見えてもあまり奥の方にあると取り除くのは困難です。

余計お餅を喉の奥に押し込んでしまう可能性もありますので
無理に奥まで指を入れないよう注意して取り除くようにして下さい。

それでも状況が変わらなければ心肺蘇生法に移りましょう。

心臓マッサージと人工呼吸を交互に行います。

食べ物で喉が完全にふさがっていることは少ないので直ちに空気を送るようにしましょう。

人間は心肺停止状態になると1分ごとに救命率が7~10%も下降します。

そのような意味で、救急隊員より周りにいる身近な人達の応急処置は
本人の救命に大変大きな意味を持ちます。

まず、空気が通りやすいように気道を確保します。

頭を反らしあごを上に持ち上げ、口と喉が一直線になるような体勢にさせます。

首の下に枕などを置くと位置が安定しやすくなります。

お餅の性質を知ることは大切!

お餅を喉に詰まらせる、その理由はお餅の持つ性質にあります。

お餅は熱が加わると柔らかくなりますが、表面温度が40度前後になると
堅くなりはじめます。

食べている最中にも冬場は冷めるのが早く、堅くなりやすいです。

また口の中で咀嚼しているあいだに体温と同じくらいの36~38度くらいに下がります。

そうなると飲み込む時は、喉にひっつきやすい堅さと粘着性が出てきてしまい、危険性が高まります。

さらには高齢者の場合、冬の寒い時期は特に体の機能が衰えているため、
咀嚼力や飲み込み力が弱まっているのでさらに危険です。

このように、お餅の特質などもマスターすることで、危険行為を避けることができます。

ハイムリック法のやり方を赤ちゃん・・・まとめ

ハイムリック法を知っているのと知らないでは大きな違いが生じます。

取り返しのつかないことから、ハムクリック法で回避できてホッとするなんて・・・。

是非一度、ハイムリック法を練習しておいてくださいね。


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