もう20年も経過してしまった悲惨な地下鉄サリン事件。オウム主犯とされる麻原彰晃の死刑執行が今日の2018年7月6日になされました。執行後の遺体の引き取りに松本知子の四女が立ち会ったという。松本知子の現在は今でもオウムとかかわりがあるのか?その後の子供や実家はどうなっているのでしょうか?
松本知子には4女2男の子供がいた
【松本知子プロフィール】
名前 松本知子(まつもと・ともこ)
旧姓 石井
本名 松本明香里(まつもと・あかり)※改名
生年月日 1958年8月17日
出身地 千葉県木更津市
松本知子は当時、オウム真理教元最高幹部で麻原彰晃との間には、4女2男の子供を設けていました。
松本知子・麻原彰晃との長女として生まれた子供も、もうすでに40歳にならんとしています。今回、麻原彰晃の執行後の遺体の引き取りに松本知子の四女が29歳となっています。
1978年生まれ 長女 (アジタナーター・シャクティー・ドゥルガー)
1981年生まれ 次女 宇未(アジタナーター・カーリー)
1983年生まれ 3女 松本麗華(アジタナーター・ウマーパールヴァティー・アーチャリー)
1989年生まれ 4女 聡香(仮名)
1992年生まれ 長男 鏡暉リンポチェ猊下
1994年生まれ 次男 璽暉リンポチェ猊下
この子供たちは現在バラバラとなっています。
3女の松本麗華の書籍を読んでみると、なんにも知らないまま犯罪者の子供とされて学校にも行けなかったと。
もちろん、会社にも当然、入社出来ない始末。
松本麗華さんにクソリプ送ってる奴ら、人間じゃないのでは?どうしてこんなことができるのか pic.twitter.com/tYJSDw8skl
— L (@C3Fk41) 2018年7月6日
ここまで子供にリプライする?
また、ここまで言いたくなるほどの悪質な犯行だったことは否めません。
家族全員を殺害された、坂本弁護士、そのご両親の苦悩、地下鉄の社員の人生を大きく狂わせたオウム事件。
被害者の家族が根底から崩れてしまった、精神的な基盤が破壊された戦後最大の事件といっていいでしょうね。
松本知子のその後は・・・
オウム真理教元最高幹部だった松本知子は、薬剤師リンチ殺人事件の決定会議に参加していたとして逮捕され、そして起訴され、その後、出所して現在は関東でひっそりと暮らしているといいます。もちろん教団に戻るといった行動は2006年まではしていないとされていました。
ところが、2006年7月20日にオウム真理教の後続団体アーレフ信者の容疑で家宅捜索の報道を通じて松本知子と三女を中心とした松本家が信者から資金援助を受けていたことが明らかになりました。
捜査当局が詳細に調査していくと、2002年12月から「松本知子作の絵画の使用料」を名目として継続的に資金提供されていたことが判明します。
具体的には、松本知子作の絵で月40万円の収入を得て、子供たちや松本知子の生活に充てていたといいます。
現実問題として、信者さんたちのマインドの修復は難しいのでしょうね。
松本知子が書いた麻原彰晃の絵が高額で使用料金とやらが出来てしまうのが怖いことです。
松本知子は松本明香里と改名しています。
松本知子の実家は木更津
よくある話で、ローカル育ちの子供の頃は品行方正で、両親も祖母も教師という教育者の家庭に育ち、小学校では学級委員、中学校では生徒会副会長を務めた優等生の子供だったのが松本知子。
高校は地元の名門・千葉県立木更津高等学校。
ところが、よくある勉強ばかりしている子供に多いのが、大学受験で失敗し、希望の大学進学が出来なかったことが自分のプライドを曲げてしまうことになっていきました。
麻原彰晃との出会いが予備校だった
大学受験に失敗した松本知子氏は、浪人生活に入ります。
当時の予備校で有名だった代々木ゼミナール代々木本校に通うことに。
そこで、運命というのか破滅の始まりというのか、麻原彰晃というグルと出会うことになります。
麻原彰晃は熊本県金剛村(現・八代市)の出身で、実家の父親は貧しい畳職人でした。
そして、麻原彰晃はと言えば、口減らし同然で盲学校の寄宿舎に入れられ、熊本の盲学校時代は、児童会長・生徒会長・寮長など様々な選挙に立候補するのですがどこか人望に欠けるのかすべて落選という結果ばかりでした。
そんな麻原彰晃が何を考えていたのか、22歳という年齢で東大を志して上京することに。
麻原彰晃も松本知子と同じ予備校(代々木ゼミナール)に通って知り合うことになっていき、松本知子が麻原彰晃の子供を授かり、翌年の1月に2人は結婚することになります。
こうなっては二人とも進学などという路線は消えてしまいます。
ちょっとした心の隙間に入り込んだ麻原彰晃というとんでもない詐欺師との出会い。
松本知子は現在でもオウムと関りが?子供や実家・・・まとめ
松本知子の人生は、学校教育の隠された問題でもあります。
常に競争社会に打ち勝つために勉強を強いられ、それに反応できないときに起きる負の連鎖といっていいでしょう。
麻原彰晃も松本知子も決して能力が無いわけではないのですが、それを発揮する場所が大学という枠に入ることができなかったのがトリガーとなってしまったことです。
人間だれもが抱く、他人に認めて貰いたいという心理。
そして自分を大きく見せたいとする心理。
この精神的なものを上手く調合するのが宗教という恐ろしい暗闇の世界。
ヨガと呼ばれる幻想的な世界の論理。
紀元前5000年も前から編み出されているヨガの境地。
そして、ビジネスの最先端は宗教だったというから人間の欲を網羅する宗教に松本知子は完全に自分を見失ってしまったのでしょう。