昭和の名優がまた一人この世を去ってしまいました。知性溢れる演技で人気を集めていた加藤剛さん。歯切れにいい大岡越前の『大岡裁き』は現実と錯覚するほどのめり込んでしまう時代劇でしたね。そんな加藤剛さんの家族、息子さんたちにスポットを当てて記事にしてみました。
加藤剛さん逝く
2018年6月18日にこの世を去った『大岡越前』。
昭和の名優・加藤剛さんの代名詞だった。
1970年から30年間の長きにわたってお茶の間で人気を博した『大岡越前』。
主人公の江戸町奉行・大岡忠相(ただすけ)は知性溢れる世の中の犯罪はすべて許さじ!!と真面目に励む加藤剛さんの「大岡越前の守」は脳裏に焼き付いている。
【加藤剛プロフィール】
名前 加藤剛(かとう・ごう)
本名 加藤剛(かとう・たけし)
生年月日 1938年2月4日
没年月日 2018年6月18日(80歳没)
出身地 静岡県榛原郡白羽村(現・御前崎市)
身長 173cm
体重 70kg
所属 俳優座
配偶者 伊藤 牧子
子供 加藤 頼、 夏原 諒
2001年、紫綬褒章受章。
2008年、旭日小綬章受章。
加藤剛の2人の息子は俳優
加藤剛さんには、頼もしい2人の息子さんがいて、しかも2人とも加藤剛さんと同じ俳優の道を歩んでいます。
『大岡越前最終回スペシャル版』では息子さんとの共演も果たしました。
加藤剛さんの長男・夏原諒とは?
【夏原諒プロフィール】
本名 加藤大治郎(かとう・だいじろう)
芸名 夏原諒(なつはら・りょう)
生年月日 1975年6月21日
出身 東京都
身長 177cm
血液型 A型
所属 イザワオフィス
本名は加藤大治郎(かとう・だいじろう)さんと言いますが、これは生まれたころ加藤さんが舞台で演じていた剣客商売の登場人物「秋山大治郎」に由来して名付けられました。
また、芸名の方の名前の由来は、誕生日の6月21日が夏至であることに起因だとか。
2003年に俳優の道に進み夏原遼として活動していましたが2013年に夏原諒に改名してます。
「水戸黄門」にも出演しているので時代劇向きの俳優さんです。
高崎市文化会館に映画を見に行った。エンドロールで夏原諒さんの名前を見つけてびっくり。私はファンになって3年経つけれど、出演していたことを知りませんでした。去年公開の作品なのに…。行って良かったです。#高崎映画祭 pic.twitter.com/iW5xUxLdnV
— じゃずこ (@jazz_chorus) 2018年3月30日
加藤剛さんの息子は大学はどこ?
加藤剛さんの、やはり俳優の御長男さんの夏原諒さんは、東京音楽大学で僕の知人と同級生だった。全身イッセー・ミヤケ等のブランド服に身を包み、お洒落な方だったと聞く。 https://t.co/tUwSvZPGvm
— エリア467 (@divinelight777) 2018年7月8日
ストレートですけど、東京音楽大学出身です。
中学と高校の国語科の教員免許をお持ちということで教育者としてもりっぱにやっていけますね。
現在は俳優としてだけでなく、舞台の脚本や演出にも関わった仕事もされています。
2006年「乾いた鉛筆」や2010年「大岡越前 卯の花が咲くとき」などが息子さんが関わった作品です。
音大出身という経歴を持っていて、歌唱も得意としています。
大学卒業後はアルトサックス奏者として活動していましたが、2003年に俳優に転向しています。
息子さんは結婚して嫁がいる?
夏原諒さんは既婚者となっています。
もちろん、年齢的にもノープロブレム。
ツイッターでの一コマに、
”結婚記念日。”
”昨日とは打って変わって、穏やかで暖かい1日。”
”気に入っているレストランでランチしてきました。”
加藤剛さんの息子さん、次男・加藤頼
加藤剛さんの次男は俳優の加藤頼(かとう・らい)さん。
1980年7月16日生まれ。
ちなみに本名は加藤小次郎さんといいます。
名前の由来は、これも長男と同じく加藤剛さんが拘って名付けたらしいです。
「風と雲と虹と」で加藤さんが演じた平将門の幼名「小次郎」からと・・・。
10歳の頃に手伝いで、加藤剛さんの舞台に出演したこともあり、次第に「役者」に興味を持つようになります。まさに門前の小僧だったのでしょうか?
頼さんが20歳の頃、
「どういう仕事をやっていこうと思っているんだ?」
と加藤剛さんに聞かれ、「役者」と言えずに黙っていると、
「おまえの責任で決めることだけど、役者はやめた方がいいぞ」
と頼さんの心を先読みするかのようにボソッとつぶやいた加藤剛さん。
その後、頼さんは自分で考えて答えを見つけます。
「役者をやってみたい」
そのとき加藤剛さんは、
「おまえの責任で頑張ってみなさい」
と嬉しそうに賛成したといいます。
加藤剛さんにしてみれば、役者の仕事は大変という面もありますが、息子が自分と同じ道を選んでくれたというのがなんとなく父親としてうれしいところがあったのでしょうね。
2006年に個人劇団『RaiKenPlus』を旗揚げし、舞台を中心に活躍。
次男の加藤頼さんは現在RaiKenPlusという個人の劇団を結成して、やはり親子揃って根っからの俳優の世界にどっぷりなんですね。
妻は女優・伊藤牧子
加藤剛さんの奥さまは、女優の伊藤牧子(いとう・まきこ)さん。
1937年3月17日生まれなので、現在(2018年7月)81歳になります。
加藤剛さんとは早稲田大学演劇サークル「自由舞台」で知り合って・・・。
加藤剛の息子は器楽科を卒業した・・・まとめ
加藤剛さんの家族・息子さんたちを調べてみましたが、加藤剛さんと同じ俳優業をされてますので、いつも間にか大岡越前が再びお茶の間に?ってことになればいいですね。
貴景勝