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7月5日気象庁が異常事態を発する中、安倍総理と上川陽子法務相が出席して赤坂自民亭が賑わっていた。その翌日には大阪拘置所で、井上嘉浩元死刑囚と新実智光元死刑囚の処刑が執行されたたという。罪に服するオウム井上死刑囚生い立ちと家族の気持ちを察してこの宴会には無理が・・・異常な安倍政権!?

『人命』情けは人のためならず

7月6日の朝、オウム事件の死刑囚のうち7名の刑が執行されました。
この時、同時に西日本では大水害が広がり200人以上の死者を出す大惨事と化していた。

驚くことに、その前夜に自民党の大宴会に安倍総理と上川陽子法務相が出席して酒を飲んでいたというからただただ唖然とするばかりです。


たとえ、オウム地下鉄サリン事件の主犯格とは言え、その家族や生い立ちなども考慮して罪は憎んでも人間としての最後だけは上に立つ人間として静かに受け止める配慮があってもよかったのでは・・・??
と・・・。


西日本災害での被災者に対しても同じことではないかと異常な安倍政権に疑問を抱くばかりです。


サラリーマンでの人事課の仕事ですら、合否の発表の日は辛い時間に悩まされることがあります。
自分が決定したことではなのですが、応募者の背後にある家族関係などを想像すると、不合格とされる人の気持ちを思えば軽々に宴会などできる空気にはなりません。


上川陽子法務相は死刑囚の最後の最後をサイン1つで握っている重要な仕事。
ましてや、政権維持のため「楽しいね」と酒を酌み交わすなどという気持ちには、微塵もあってはならないのではないでしょうか?


20年もの月日が費やされ、苦悩と苦痛の連続だった地下鉄サリン事件の結末に前夜に『赤坂亭』とは・・・安倍政権異常すぎませんか?
そこには、被害者はもちろんのこと、加害者の家族にも悲惨な20年があったことも忘れてはならないような気がします。

オウム井上死刑囚生い立ち

誕生   1969年12月28日 日本 京都府京都市右京区
死没   2018年7月6日(48歳没)日本 大阪府大阪市都島区(大阪拘置所)
入信   1986年
ホーリーネーム  アーナンダ
ステージ     正悟師
教団での役職   諜報省長官

関係した事件   VX事件・公証人役場事務長逮捕監禁致死事件・地下鉄サリン事件

オウム井上死刑囚生い立ち(家族)

ウム真理教・井上嘉浩は酷い虐待を受けていたわけではありません。
一見、ごく普通の家庭で育っているように見えますが、家庭内にやはり原因があったように思えます。


ウム真理教・井上嘉浩が2歳のころ、家族は京都の太秦に引っ越します。
この地がお寺が多かったこともあり、お坊さんにお布施をしたりするのが好きで信心深さが幼い頃から植え付けられていきました。
この傾向がオウムに傾倒してしまったトリガーになったとも考えられます。


昭和の時代をそのまま絵にしたような父親の支配的な性格。
父親は小心者だったのか家で暴れて大声をあげたり、卓袱台をひっくり返すこともしばしばあったという。


また、タバコも酒もギャンブルもしない父親だったために、ゆっくりくつろげるような家ではなかったようです。
「父のような生き方をしても幸福はない」
と思うようになっていったともいっています。


そして、それに服従する母親の間に、トラブルが絶えまなくあったとされています。
これといったはっきりとした事件、トラブルはなかったのですが、一言で言えば父親の性格が息苦しいと感じるようになっていったのではないでしょうか。

オウム井上死刑囚生い立ち(高校)

井上嘉浩は非常に優秀で、京都の名門『洛南高校』に入学しています。
高校2年の頃に空手の道場に通って武道を習得しています。


これも父親からは得られない宗教と同じような習い事で自信の身に何か習得したいという気持ちの現れでしょうか?


このような背景から、井上嘉浩死刑囚は幼少期から仏教と接点をもつようになっていきます。
そして高校生の頃には偶然にもオウム真理教と深く関わり始めます。


その後、オウム神仙の会のセミナーに参加し、家族に出家の意思を伝えた井上でしたが、当然のことながら両親は大反対。

オウム井上死刑囚生い立ち(オウム)

両親は麻原彰晃と会ったこともあったようで父は出家させることはできないと伝え、麻原彰晃もそれを了承。大学進学を勧め、当初は大学を卒御してから出家する予定としていきます。


大学入学という建前で家を出て上京、そして地下鉄サリン事件まで完全にマインドが麻原彰晃に弄ばれる方向に染まっていきました。


井上嘉浩死刑囚はオウム真理教という麻原彰晃が編み出した金儲けのビジネスを見抜くことができない純粋な少年だったのです。


自分の父親に欠けていた会話と理論、そしてビジネスでお決まりの条件付きの愛情で絡めとられていくことになります。

オウム井上死刑囚生い立ち(両親)

オウム真理教・井上嘉浩が入信した当時のオウム真理教には、地下鉄サリン事件を起こすような犯罪集団のイメージはなく、井上嘉浩の両親も『オウム真理教に対する危険性を全く認識していなかった』とコメント。

オウム井上死刑囚生い立ちと家族は今・・・まとめ

冒頭で安倍政権への批判的な記事を書いてしまいましたが、決してオウム真理教を肯定しているものではありません。
再びこのような事件が起きないよう細心の配慮をしてほしいと思います。