日本レスリング協会副会長で至学館大の谷岡郁子学長が栄和人監督を解任したことを発表した。朝令暮改ではありませんが先日までレスリング会場で仲良く歓談していた谷岡郁子学長に何が起きたのか？谷岡郁子と二子山部屋との関係、谷岡郁子家系図などを調べてみました。

至学館学長谷岡郁子さんの家系図

【谷岡郁子家系図】
谷岡郁子さんの祖父は1928年に開校した大阪商業大学の創設者：谷岡登氏。
父親は谷岡学園総長と理事：谷岡太郎氏。
谷岡郁子さんの弟は、大阪商業大学学長と谷岡学園理事長：谷岡一郎氏。

【谷岡学園の関係校】
＜学園＞
大阪商業大学、大学院
大阪商業大学高等学校
大阪商業大学堺高等学校
大阪商業大学付属幼稚園
大阪女子短期大学
大阪女子短期大学高等学校
神戸芸術工科大学、大学院

＜姉妹法人＞
学校法人至学館
至学館大学、大学院
至学館大学短期学部
至学館高等学校
至学館付属幼稚園

谷岡郁子さんの家系図からもわかるように、一族で学校関係の運営に関わっています。
まさに、私物化になっていることは一目瞭然といって過言ではないでしょう。

また、父親谷岡太郎さんが退職のするときの退職金が驚くことに13億円という創始者退職金だったのです。
ところが、これには大阪国税局も黙って目を瞑ることはせず、一部が賞与にあたると指摘し、1億円の追徴金を課しすことしました。

引用：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%B3%E5%AD%A6%E…

至学館学長谷岡郁子さんの経歴

名前　　　谷岡郁子
生年月日　1954年5月1日
出身地　　大阪府
学歴　　　トロント大学文理学部卒業、神戸芸術工科大学大学院修了
役職　　　至学館大学学長、日本レスリング協会副会長（元参議院議員）

1986年、谷岡郁子氏は32歳で至学館大学（当時は中京女子大学）の学長に就任。
現在も至学館大学の学長をつとめる（30年）。

ちなみに至学館大学の副学長は女子レスリング吉田沙保里選手です。

2007年、民主党から参院選に出馬し、参議院議員当選。
　　　　「みどりの党」を立ち上げ代表に。
2013年、参院選で落選し、政界からは引退。

谷岡郁子氏は、谷岡一郎さんと結婚し、息子と娘のふたりの子供さんがいます。
夫の谷岡一郎さんも学校法人谷岡学園の理事長という役職です。

貴乃花親方と谷岡郁子さんとの接点は？

じつは郁子氏と先代（貴ノ花）との交流は古く、先代が内弟子12人を連れて独立した1982年から当時の藤島部屋との交流がはじまりです。

谷岡郁子氏の父・太郎氏（前大阪商業大学学長）が藤島部屋の大阪の後援会長をしていたんです。
その関係で、谷岡郁子氏も藤島部屋と親しくなっていくことに。とくに夫人の藤田憲子（現・紀子）さんと仲がよく、大阪場所のときは連れだって、よくプライベートで買い物などに出かける関係になっていました。

このような関係で、谷岡郁子氏は現・貴乃花親方を幼少期から知っていました。
貴乃花が関取になると、谷岡郁子氏本人によるサポートも多くなっていきました。
’91年の名古屋場所直前、中京女子大（現・至学館大）学長の谷岡郁子氏は講師5人を引き連れ、藤島部屋に出前授業も行なっている。

引用：https://smart-flash.jp/sports/3728

　
貴乃花親方が心酔した「至学館女学長」27年前のご高説
左上が谷岡郁子学長、右下が貴花田（当時）
先生として講義をしているのが谷岡郁子氏の27年前の藤島部屋での講話といった感じです。

貴ノ花親方は、当時はまだ四股名が「貴花田」。
時はいまから27年遡る、1991年のこと。

まだ至学館大学が中京女子大学の名称で、貴乃花部屋も当時は先代・貴ノ花率いる藤島部屋だったころ、この講習会は開かれていたといいますから不思議な因果といいます･･･。
いまやマスコミを賑やかにしている二人の若かりし頃です。

このとき先生の講話の内容はどんなお話をされたのでしょうね。
よくその当時を知る相撲関係者の話を聞きますと、飲酒のお話をされていたようです。
相撲界では、「日本酒で太って体を作り、飲めば飲むほど肌がツヤツヤになる」といった定説がありましたが、谷岡郁子氏はこれを「タニマチが力士を連れ回したいだけで、疲れた体に飲酒は逆効果」と全面的に否定しやのです。
このことが端緒となって藤島部屋ではタニマチによる連れ回しは御法度に。

このルールは現在の貴乃花部屋でも受け継がれていて、それは、部屋創設時の『サポーター制度』導入にも繫がり、貴乃花親方はタニマチを排除するという “タブー”に挑んでいます。

27年前に、谷岡郁子氏が先代にしばしば進言していたのは、悪しき伝統を改める改革でした。
このことは若き日の貴乃花親方に大きな影響を与えていました。
最近相撲界を騒がせてしまった貴乃花親方に強く残っている多くの改革案を急ぎ過ぎたことからもわかるように谷岡郁子氏の影は消えていない。

また、谷岡郁子氏と貴乃花親方との関係は、先代の親方が他界されてからは、いっさい接点がありませんと先に杭をさされています。