レスリングのパワハラ問題は栄和人氏電撃解任で予期せぬところにまで飛び火して、谷岡郁子学長の手のひら返しと揶揄されるまでになってしまいました。そして実際の至学館大学のレスリング部の実態はどうなっているのか?さらに吉田沙保里の東京五輪でのリベンジはどうなるの?
手のひら返しは吉田沙保里にどんな影響が?
6月17日の「全日本選抜レスリング選手権」が終了した日、至学館大学の谷岡郁子学長が緊急会見を行ない、谷岡郁子学長の手のひら返しのレスリング栄和人監督を電撃解任したと発表。
そして注目は一気に栄和人氏の後任監督に注目が集まることに。
「候補は1人しかいない」とする空気が至学館大学には流れていた。
そうなんです。
副学長でレスリング日本代表コーチを務める吉田沙保里氏の両肩にのしかかっていくことに。
至学館大レスリング部の名誉挽回には副学長の吉田沙保里氏しかいないとなってきている。
ところが、吉田沙保里氏はレスリングの引退などとは一度も言ったことがない。
2016年に4連覇を阻んだマルーリスへのリベンジが終わらないことには吉田沙保里氏のレスリング人生は区切りを迎えることはない。
気になるのは、吉田沙保里氏が2020年東京五輪を目指して監督と選手の二刀流?2足の草鞋を了解するのであれば前途多難となってしまうにちがいありません。
吉田沙保里選手は練習量の多さで勝ち取った選手ですから、監督という仕事量が増えれば、その分練習量が疎かになって、結果的に2頭は追えない結末になっては悲しいこと。
お願いですから、谷岡郁子学長の手のひら返しの術中にはまらないで、自分が信じるレスリングの道を進んでほしいです。
『霊長類最強女監督』の姿もかっこいいのですが、マルーリスへのリベンジを果たして欲しいとも勝手ながら考えてしまいます。
谷岡郁子学長の手のひら返しの原因とは?
「全日本選抜レスリング選手権」大会終了後の17日、至学館大学の谷岡郁子学長が解任を発表。
監督復帰会見が14日でしたから、わずか3日での解任となりました。
「そもそも伊調さんは選手なんですか?」
と谷岡郁子学長は栄監督を全面的に支持し、伊調馨選手と対決でもするかのような会見を行っていました。
このときの谷岡郁子学長の印象がパワハラの権化のような人と受け取ったのが私の第一印象でした。
30歳で学長になった谷岡郁子学長
1979年にオンタリオ州立トロント大学文理学部を卒業している谷岡郁子学長は、海外のスポーツに対する取り組み方をずっとみてきたといいます。
そして、30年ちょっと前にこの大学に赴任した時、ここの中京女子大学はスポーツの強い女子大でしたが、ケガ人と生理が止まっても勝つためなら手を挙げることも厭わない、根性論だけの古いタイプの指導者ばかりだったそうです。
そこで谷岡郁子学長は、留学先で見たスポーツはまったく違う爽やかなスポーツの光景でしたので、『この不健康な部活動を改革したい』と新しいスポーツのムーブメントをこの大学で実現したいと考えて・・・。
当時、監督にお願いしたのが日体大出身の栄和人氏。
この大学に来た当初は、情熱とスパルタという古いタイプの指導者でした。
手も出すし、言ってはならない言い方もする。
それを粘り強く指導し、話し合い、栄和人監督を変える努力も重ねてきたらしい。
栄監督に限らず、格闘技系のスポーツは精神的な部分がスポーツとの境界線がわかりずらいところもありますからね。
スパルタでやらされているといわれればそうとも取れるし、いやいや、自身で自分を追い込んでいるんですといわれればそうとも取れます。
ただ、どんなに精神力がつよくても、横から激しく「罵声を浴びせられ」ながら毎日鍛えるというのも限界に挑戦するアスリートには必要な気もしますが・・・。
どこの部活に見学に行っても、選手の心の中までは覗けません。
そこで、監督・コーチの叱咤が「スパルタ」と摂られるとパワハラ問題に繋がってしまいます。
至学館内大学では、常に体調をチェックして、やりすぎないよう、栄養が不足しないよう、日々の食事にも気を配る体制をずっと管理していると言ってます。
谷岡郁子学長の手のひら返しをどう読むか?
突然解任された栄和人監督のコメントが一切ないので、谷岡郁子学長の話と実際はどうなのか判断は難しいですね。
谷岡学長が急に手のひら返しをしたというのは事実ですし・・・。
一般的にスポーツ界でアスリートたちが競うなかで、限界を超える練習を積んでこないと表彰台には上がれません。
栄監督に、その言い方、その表現はパワハラだから辞めてくださいと注意したとしても、栄監督は違う形でレスリングの指導はできないでしょうね。
選手と指導者の信頼関係がとても大切だということがわかりました。
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谷岡郁子学長の手のひら返しをどう読むか?まとめ
谷岡郁子学長の苦しい状況がわかりますね。
今回の手のひら返しと揶揄された谷岡郁子学長のやり方が、もうすこし時間を置いてじっくり調整しながら、話し合いをすることで解決できたのかもしれません。
手のひら返しといわれるのは、急に方向性を変えてしまったから、強引なやりかたという「批判」が込められているように思います。
選手にも功績を残してくれた栄監督にも社会人として生きられる道は残してあげてほしいです。
栄和人を擁護していた人が手のひら返しで監督解任した裏があるでしょうね。
協会が理事解任した直後に至学館も監督解任!?意図は?
伊調馨は選手ですか?と発言した悪意ある会見後この学長は何も責任を負っていない。これは甘い!
栄和人を野次るより自分自信を律する対応が必要だろう
— 飲み助 (@takepin3) 2018年6月23日